ことばのおんがく / SMRYTRPS
2005年12月28日 音楽
★★★★★★★★★☆
ウッドベースの吟遊詩人、タカツキ率いる6MC&1DJという大所帯のSMRYTRPS。彼らが「CD界のフランス革命や!」と言ったかは定かではないが、1500円という破格でリリースされた本作。
日本の個性派MC集団、といえばNMUが浮かぶだろうが、SMRYだって負けちゃいない。そもそもスタイルが全く別のベクトルだ。それは1曲目の新感覚のトラックにまったりと進むマイクリレーが展開される「Latin SMRY」を聴けばわかるだろう。このナチュラルさがSMRYの良いところだ。各所で言われている通り"文系ラップ"という表現がピッタリかもしれない。
それ以降も全編通してどことなくゆるい雰囲気漂う曲が続く。そんな中でも「Tsuiteoide?」は特に輝いている。シンプル目なトラックに自由奔放にラップを乗せるMC陣、そして耳に残るフック。難しいことは考えずに楽しめる名曲と断言出来る。
それと個人的に「Clones」がツボにハマった。高速ラップ好きにとっては最高の曲。前述の曲と、ゆるゆる&ノリノリが同居した「Keep!Condition」や、必要としているものを見失うな、と朗らかに私達に語りかける「Wassupyo?Everybody!」、ラストを飾る「CMW」などは一般層受けすら見込めるほどに素晴らしい曲だ。
その他の曲はというと、意外と聴きづらいかな?という印象を受ける。が、数回聴けば良さはわかってくるだろう。
何といっても1500円という値段。ポップ、アングラ好き両方から支持されるであろう特異な楽曲たち。ゆったりまったりとした感覚を味わうことが出来る好盤。
「ことばのおんがく」の時間、必修科目だ。
ウッドベースの吟遊詩人、タカツキ率いる6MC&1DJという大所帯のSMRYTRPS。彼らが「CD界のフランス革命や!」と言ったかは定かではないが、1500円という破格でリリースされた本作。
日本の個性派MC集団、といえばNMUが浮かぶだろうが、SMRYだって負けちゃいない。そもそもスタイルが全く別のベクトルだ。それは1曲目の新感覚のトラックにまったりと進むマイクリレーが展開される「Latin SMRY」を聴けばわかるだろう。このナチュラルさがSMRYの良いところだ。各所で言われている通り"文系ラップ"という表現がピッタリかもしれない。
それ以降も全編通してどことなくゆるい雰囲気漂う曲が続く。そんな中でも「Tsuiteoide?」は特に輝いている。シンプル目なトラックに自由奔放にラップを乗せるMC陣、そして耳に残るフック。難しいことは考えずに楽しめる名曲と断言出来る。
それと個人的に「Clones」がツボにハマった。高速ラップ好きにとっては最高の曲。前述の曲と、ゆるゆる&ノリノリが同居した「Keep!Condition」や、必要としているものを見失うな、と朗らかに私達に語りかける「Wassupyo?Everybody!」、ラストを飾る「CMW」などは一般層受けすら見込めるほどに素晴らしい曲だ。
その他の曲はというと、意外と聴きづらいかな?という印象を受ける。が、数回聴けば良さはわかってくるだろう。
何といっても1500円という値段。ポップ、アングラ好き両方から支持されるであろう特異な楽曲たち。ゆったりまったりとした感覚を味わうことが出来る好盤。
「ことばのおんがく」の時間、必修科目だ。
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